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ケーリー・グラント

歴代1位の女優キャサリン・ヘプバーン&若き日のケイリー・グラント主演の映画「素晴らしき休日」

皆さんは、映画「素晴らしき休日」(1938:原題:Holiday)をご覧になったことはありますか?

キャサリン・ヘプバーンと、ケイリー・グラント主演の映画で、監督は、キャサリン・ヘプバーンとは親友でもあった、映画「マイ・フェア・レディ」などで有名なジョージ・キューカーです。

本作は、戯曲「フィラデルフィア物語」の作者としても有名な劇作家フィリップ・バリーの戯曲「ホリデー」を映画化した作品です。

「フィラデルフィア物語」でも、キャサリン・ヘプバーンが主演を務めていますね。

そして、どちらの作品でも、やはり相手役はまだ若い頃(30代)の大スターのケーリー・グラントです!

他にも、映画「西部戦線異状なし」で知られるリュー・エアーズや、エドワード・エヴェレット・ホートンなども出演しています。

とにかくケーリー・グラントが元気で若くて、なんと側転したり、キャサリン・ヘプバーンを肩に乗せてアクロバットなことを披露したりしています(笑)

キャサリン・ヘプバーンとのコンビも絶妙で、観ていて安心できますね。キャサリン・ヘプバーンの芯の強さをヒシヒシと感じられる作品なので、観ていて勇気をもらえると思いますよ☆

残念ながら、予告編は見つかりませんでした。。。


監督は、ジョージ・キューカー

ジョージ・キューカーはニューヨーク出身の映画監督です。

女優の演技指導に関しては特にピカ一の腕前と言われ、一番有名な代表作としては、やっぱりオードリー・ヘプバーン主演の映画「マイ・フェア・レディ」でしょうか♪

ジョージ・キューカーは、映画「マイ・フェア・レディ」でアカデミー監督賞を受賞しました!なんと、5回目のノミネートにして初の受賞でした。

若いころからブロードウェイで舞台監督として経験を積み、21才の頃には、ドリュー・バリモアの祖父のお姉さんにあたるオスカー女優エセル・バリモアが主演する舞台などを監督していたというから、若い頃から才覚を表していたんですね!

その後、30才の頃にハリウッド入りして、パラマウント映画で監督デビュー。さらに映画「風と共にに去りぬ」で知られる大物プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックと出会い、RKO社へ移籍。

その際、ブロードウェイで人気のあったキャサリン・ヘプバーンをハリウッドへ招き、映画「若草物語」(1933)などをヒットさせてアカデミー監督賞にノミネートされています。

その後、セルズニックと共にMGMへ移籍し、グレタ・ガルボ主演の映画「椿姫」など話題作を監督。

さらにキャサリン・ヘプバーンとケーリー・グラント主演の「素晴らしき休日」なども監督しています。

その他にも代表作としては、ケーリー・グラント、ジェイムズ・スチュワート、キャサリン・ヘプバーンら豪華スターが共演した映画「フィラデルフィア物語」のほか、

イングリッド・バーグマンがアカデミー主演女優賞を受賞した映画「ガス燈」、

ジュディ・ホリデイがアカデミー主演女優賞を受賞した映画「ボーン・イエスタデイ 」、

ジュディ・ガーランド主演のリメイク映画「スタア誕生」、

そして、マリリン・モンローとイヴ・モンタンが主演した映画「恋をしましょう」など、数多くの話題作、ヒット作を監督している巨匠です。


ヒロイン役は、キャサリン・ヘプバーン

キャサリン・ヘプバーンは、アメリカはコネチカット州出身の女優です。

なんと、2020年時点で、アカデミー賞 主演女優賞を4回も受賞した唯一の女優です!

ちなみに、ノミネート数も12回と過去第2位という記録を保持しています。(1位はノミネート回数20回以上というメリル・ストリープ)

さらに、キャサリン・ヘプバーンは、1999年にアメリカ映画協会(AFI)が選出した「映画スターベスト100」で、堂々の第1位に輝いたという、まさにアメリカを代表する大女優なんですね☆

代表作としては、ジョージ・キューカー監督の作品で、ケーリー・グラント&ジェイムズ・スチュワートと共演した映画「フィラデルフィア物語」や、

ダグラス・フェアバンクス・ジュニアと共演した「勝利の朝」、再びジョージ・キューカー監督の映画「若草物語」、ジンジャー・ロジャースと共演した映画「ステージ・ドア」、

ケーリー・グラントとコンビを組んだ映画「赤ちゃん教育」と「素晴らしき休日」、そして長年の名コンビで生涯に9作品も共演したスペンサー・トレイシーとの映画「女性No.1」「アダム氏とマダム」「愛の立候補宣言」など、

さらにハンフリー・ボガートと共演した「アフリカの女王」、そのほかにも映画「愛の調べ」「旅情」「冬のライオン」「めぐり逢い」「招かれざる客」「黄昏」など数多くの名作に出演しました。

キャサリン・ヘプバーンは、祖父が牧師で、父親は医者という家庭に生まれました。

6人兄妹の長女で、不幸にも幼い頃に2才年上の兄を亡くしています。大学で心理学を学んでいた21才の時に、舞台を経験し、その後、大学卒業後も舞台に出演し続け、25才の時に映画デビューを果たします。

デビュー映画は、ジョージ・キューカー監督の映画「愛の嗚咽」(RKO社)で、主演はジョン・バリモア。キャサリンはジョン・バリモア演じる主人公の娘役として出演しました。

ちなみに、当時キャサリンは舞台一筋であり、週休も100ドルをもらっていたので、映画には見向きもしなかったらしいのですが、映画のオファーが来た際に、冗談半分で週休1500ドルを要求したら通ってしまったので、映画デビューを果たしたという逸話が残っているそうです。

逸話といえば、キャサリン・ヘプバーンは、いわゆる賞レースにはあまり関心を示さず、アカデミー主演女優賞に4度も輝いているにもかかわらず、実は一度も受賞式に出席して受賞したことはなかったそうです!カッコ良すぎですね(笑)

もっとも、友人の映画プロデューサーがアービング・G・タルバーグ賞を受賞する際に、贈呈役として第46回アカデミー賞の授賞式に出席したことが1度だけあります。

あと、自身のプライベートなことは一切公表することを嫌い、また、ファッションとしては常にパンツ姿を好んでいたということでも有名でした。

そのため、1991年に発表した自伝「Me-キャサリン・ヘプバーン自伝」はキャサリンの私生活を知るチャンスとばかりに、アメリカで大ベストセラーになったそうです!

結婚は21才の年に、大学時代の友人と結婚して、6年後に離婚。その後は生涯独身でした。

ただし、Wikipediaによると、仕事でも名コンビでもあった俳優のスペンサー・トレイシーとは事実上のパートナーだったとも言われていて、2人は20年以上に渡って親密な仲だったとようです。



主演俳優は、ケーリー・グラント

ケーリー・グラントは、イギリスの俳優でヒッチコック映画では常連で、アメリカの俳優ジェームズ・スチュワートと並び最多4作品で主演を務めています。

「断崖」「汚名」「泥棒成金」「北北西に進路を取れ」の4本ですね。30代後半から50代にかけて出演しています。

本名は、アーチボルド・アレクサンダー・リーチ。Wikipediaによると、9才の時に母親が精神疾患により行方不明となってしまい、さらに10才の時には父親から捨てられてしまうという辛い環境で育ったようです。

その後、14才にして演劇一座に参加して2年間のアメリカ公演旅行を経験。その際に、ケーリー・グラントはアメリカに留まり、ブロードウェイで成功を収めます。

28才の頃には、ジョージ・キューカー監督や、ハワード・ホークス監督、スタンリー・ドーネン監督などの映画にも出演。

37才には映画「愛のアルバム」で受賞こそ逃しましたが、アカデミー賞にもノミネートされました。

受賞歴としては、1969年にアカデミー名誉賞を受賞しています。でも、これだけ人気があったのに一度も主演男優賞を受賞できていないというのは、ちょっと不思議ですね。

同じイギリス出身俳優としてローレンス・オリヴィエと親しかったとのこと。

ケイリー・グラントは、38才の年にアメリカ市民権を得ています。

代表作としては、ヒッチコック映画以外だと、映画「ヒズ・ガール・フライデー」や、キャサリン・ヘプバーンと共演した映画「赤ちゃん教育」、そしてオードリー・ヘプバーンと共演した「シャレード」などが有名ですね。

ちなみに、ジョージ・キューカー監督映画「フィラデルフィア物語」では、ヒッチコック映画の最多出演俳優であるジェイムズ・スチュワートと共演。

他にも、フランク・キャプラ監督の映画「毒薬と老嬢」に出演したり、デボラ・カーと共演した「めぐり逢い」、そして映画「泥棒成金」ではグレース・ケリーとも共演を果たしています。

結婚は、生涯で5回もしています!

初婚は、30才の年にチャップリン映画「街の灯」で盲目のヒロイン役を演じたことでで知られるアメリカの女優ヴァージニア・チェリルと。1年程で離婚。

2度目の結婚は、オーストラリアの大手スーパーマーケット創業一家の孫にあたる大富豪の女性バーバラ・ハットンと。3年程で離婚。

45才の年には3度目の結婚を女優として、13年間の結婚生活後に離婚。

その後、61才にして33才年下の女優と駆け落ちして4度目の結婚。3年程で離婚。

5人目の妻とは77才の年に、なんと47才も年下の女性(30才)と結婚。ケイリーが亡くなるまでの約5年間、添い遂げました。


リュー・エアーズ

リュー・エアーズは、1908年生まれのアメリカの俳優です。

第3回アカデミー賞で作品賞と監督賞に輝いた、反戦映画「西部戦線異状なし」に主演して話題となった俳優ですね!

ただ、当時リュー・エアーズはまだ22才で俳優経験も浅かったため、残念ながらスターダムへと一気に駆け上がるというわけにはいきませんでした。

さらに、第二次世界大戦が勃発した際には、この反戦映画で主演を務めた経験から、良心的参戦拒否を宣言するも、世論に反していたため興行主などからボイコットされ、ファンたちも離れていってしまったというから可哀想ですね。

人間は戦争が始まってしまうと、こういう素晴らしい反戦映画や、ジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」のような反戦ソングなどは忘れられて、憎しみや恐怖に支配されてしまうものなのでしょうかね…。

また、生涯で3度の結婚歴がありますが、なんと2番目の妻はジンジャー・ロージャースです!リュー・エアーズが26才の年で、ジンジャー・ロジャースは23才の年でしたが、6年ほどで離婚に至っています。

出演作としては、他に映画「素晴らしき休日」や、「ブロードウェイ・セレナーデ」「大いなる野望」などがあります。

また、人気TVシリーズの「刑事コロンボ」では、"愛情の計算"というエピソードで殺害されてしまうニコルソン博士役を演じました。


エドワード・エヴェレット・ホートン

エドワード・エヴェレット・ホートンは、1886年生まれのアメリカの俳優です。

もういろんな映画で顔を見ますよね。主演というよりは、主要キャストの1人とか、主演のお父さんとか、そのあたりの役回りが多いように思います。

代表作としては、フレッド・アステア主演映画の「コンチネンタル」や「踊らん哉」「トップ・ハット」、

エルンスト・ルビッチ監督の映画「青髭八人目の妻」や「生活の設計」「極楽特急」そして「天使」、

フランク・キャプラ監督の映画「一日だけの淑女」や「失はれた地平線」「毒薬と老嬢」、

などなど話題作のほか、

ジョージ・キューカー監督、ケーリー・グラント&キャサリン・ヘプバーン主演の映画「素晴らしき休日」などにも出演しています。

一流の大物監督に愛された俳優さんでもあったんですね。

また、プライベートな生活については、ほとんど公の場所では語らない俳優だったようです。


いかがでしたでしょうか?


あなたなら映画「素晴らしき休日」を観て、どんな感想を持ちますか?

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グレース・ケリー&ケーリー・グラントという完璧な共演!なんとなく「ルパン三世」や「007シリーズ」みたいで面白かった映画「泥棒成金」

皆さんは、映画「泥棒成金」(1955:原題:To Catch a Thief)をご覧になったことはありますか?

グレース・ケリーと、ケーリー・グラント共演のヒッチコック映画です!

なんという豪華なキャスティングでしょう!

内容は、「ルパン三世」や「007」または「オーシャンズ」シリーズみたいで、エレガントだし、謎解きもあって引き込まれますよ♪

本作を観ていると、なんとなく主演の2人はすごく良いコンビだと感じました。違和感がないというか。

もっとの2人の共演作を観てみたかったなぁ〜。

アメリカの推理作家が書いた小説をもとにしている作品です。

イタリアのリヴィエラや、後に私生活でグレース・ケリーが公妃となったモナコを見下ろせる場所が撮影の舞台になっているという点も感慨深いですね。

肩肘張らずに気楽に観れるオススメ娯楽映画です☆




監督は、アルフレッド・ヒッチコック

アルフレッド・ヒッチコックは、イギリスの映画監督でハリウッドでも大活躍したスリラー映画の巨匠です。

お気に入りの女優や俳優を繰り返し起用することで知られていて、ヒロインとしては、グレース・ケリーが3本、イングリッド・バーグマンが3本、そして俳優では、ケイリー・グラントが4本、ジェイムズ・スチュワートが4本の主演をそれぞれ務めています。

ちなみに、イングリッド・バーグマンとグレース・ケリーは奇しくも同じ1982年に亡くなっています。

また、ヒッチコックは、自身の作品の中にチョコっとだけ登場する、カメオ出演を頻繁にすることでも知られています。

Wikipediaによれば、もともとは予算不足でエキストラを追加できなかったことから自身が出演したようですが、後にこれがヒッチコック作品の1つの楽しみなってしまう程、有名になってしまったため、後期の作品ではなるべく序盤に登場するよう気をつけたようです。

ちなみに、どの作品のどこにヒッチコックがカメオ出演しているかのまとめ一覧まで登場しています(笑)

ヒッチコックの代表作としては、映画「汚名」「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」「知りすぎていた男」「北北西に進路を取れ」「サイコ」など、聞いた事のある名前ばかりではないでしょうか?

受賞歴としては、映画「レベッカ」がアカデミー作品賞に輝いたのと、個人的に1967年のアカデミー賞で、アービング・G・タルバーグ賞を受賞しています。

また、1979年にはAFI(アメリカ映画協会)から生涯功労賞を授与されており、この時の祝辞スピーチは女優イングリッド・バーグマンでした↓



父親は鶏肉店の経営者で、果物の卸売商もやっていたとか。3人兄弟の末っ子です。14才の時に父親が他界しています。

学校卒業後は、15才でケーブル会社に就職。働きながら、大学の夜間コースで美術と絵画を学び、後に映画会社にイラストを売り込み転職。

その後、脚本や助監督の業務にも携わるようになり、1925年(26才の年)には監督にもチャレンジしています。

翌1926年(27才の年)、アシスタント・ディレクターだった女性と結婚。ヒッチコックは、この女性と生涯連れ添いました。

1929年、映画「恐喝(ゆすり)」を製作しますが、この映画はWikipediaによると、イギリスで最初の長編トーキー映画なんだそうです。

イギリスで人気を博していたヒッチコックは、その後、1938年(39才の年)にはアメリカはハリウッドのメトロ・ゴールドウィン・メイヤーと共同で映画「バルカン超特急」を監督。

この作品でハリウッドでも注目を浴びたヒッチコックを、ハリウッドの大物プロデューサーデヴィッド・O・セルズニックがアメリカへ呼び寄せます。

デヴィッド・O・セルズニックは、イングリッド・バーグマンをハリウッドに呼んでその後も仕事の世話をしたことや、映画「風と共に去りぬ」の製作などで知られるプロデューサーですね。

つまり、本作「白い恐怖」はまさにセルズニックが出会いのきっかけを作った作品と言ってもいいでしょうね。本作の製作総指揮も務めています。

そして映画「レベッカ」を監督しますが、この作品がアカデミー作品賞を受賞。

ちなみに、「レベッカ」の主演女優は日本生まれの美人姉妹の妹の方、ジョーン・フォンテインが演じました。

その後、キャロル・ロンバードとロバート・モンゴメリー主演の映画「スミス夫妻」や、テレサ・ライトとジョゼフ・コットン主演の映画「疑惑の影」などを監督。

そして、1940年代に、イングリッド・バーグマンをヒロインとした映画「白い恐怖」、「汚名」、さらに「山羊座のもとに」を監督し、

1950年代には、グレース・ケリーをヒロインとした映画「裏窓」や「ダイヤルMを廻せ!」、「泥棒成金」。

そして、ジェイムズ・スチュワート主演の映画「知りすぎていた男」や「めまい」、ケイリー・グラント主演の「北北西に進路を取れ」などが大ヒットしています。

ヒッチコックは、特にフランスの若い映画監督に支持されていて、アメリカでもスティーヴン・スピルバーグ監督はヒッチコックの演出テクニックを取り入れていることで有名とのこと。

プライベートでは、1955年(56才)に来日もしています。また、生活リズムは妻によると、非常に規則正しい毎日を送っていたということです。


主演は、グレース・ケリー

グレイス・ケリーは、アメリカの女優で、後にモナコ公国の公妃となった伝説的な女優です。

前述の通り、ヒッチコックお気に入り女優の1人で、イングリッド・バーグマンと並び、ヒッチコック映画3作でヒロインを務めました。

中でも、本作「裏窓」でのグレース・ケリーは綺麗で、そして可愛らしくて、お茶目でお転婆な感じが最高に好きでした♪

「裏窓」は窓から向かいの住宅を見ていた男(ジェイムズ・スチュワート)が、殺人事件が起きたのではないかと確信のないままに疑うというシリアスなものですが、

全体的にカラフルな色使いや、明るい会話、そして何よりグレースの衣装が七変化する様子や、向こうからグレースが秘密の合図をこちらに送ってきたりする仕草などが可愛らしくて、結果としてあまり暗いイメージが残らずにむすろポップな印象の作品として記憶しているくらいです。

グレース・ケリーは、他にも映画「真昼の決闘」ではゲイリー・グラント演じる保安官の妻役を演じ、映画「モガンボ」では、おしとやかな妻役でクラーク・ゲイブルと恋仲を演じました。

また、もう1本の本作ヒッチコック映画「ダイヤルMを廻せ!」では、レイ・ミランド演じる夫に殺されそうになる妻の役を演じています。

そして、驚くべき事に「裏窓」「ダイヤルMを廻せ!」と同じ1954年にさらに映画「喝采」にも出演しており、シリアスな演技を披露し、アカデミー主演女優賞受賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞などに輝きました!

翌年には、3本目のヒッチコック映画「泥棒成金」でケーリー・グラントと主演を務め、1956年の現役最後の出演映画「上流社会」は、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ルイ・アームストロング、セレステ・ホルムなどが出演、音楽はコール・ポーターが担当と、まさにオールスター作品でした。

ちなみに、グレース・ケリーの父親は、2大会連続、合計3個の金メダルを獲得したボート選手で、その後、煉瓦製造会社を立ち上げ億万長者にまでのぼりつめた人物です。

ちなみに、兄もボート選手としてオリンピックに出場し銅メダルを獲得しています。

母親は、ドイツ系の元モデルで大学講師でした。その他、姉一人、妹も1人おり、3人姉妹の中では真ん中の娘。ペンシルベニア州生まれです。

高校卒業後は、家族の反対を押し切り、ニューヨークでモデルのアルバイトをしながら、ブロードウェイデビューし、舞台に出演する中、ハリウッドから誘いがかかり映画デビューします。

そしてデビュー作での演技が映画「真昼の決闘」のプロデューサーの目にとまり、いきなり大スター、ゲイリー・クーパーと共演を果たしたというキャリアです。

Wikipediaによると、父親が異性との交際について厳格すぎたため、反発で映画で共演したゲイリー・クーパー、クラーク・ゲーブル、レイ・ミランド、ビング・クロスビーらと浮名を流し、恋多き女と言われていたそうです。

それとは別に、マリリン・モンローなどとは反対のクール・ビューティーの代名詞としても有名で、1957年に妊娠していることを隠すため、マスコミからカメラを向けられた時、エルメスのバッグ「サック・ア・クロワ」でお腹を隠したことで、かえってこのバッグが有名になり、結局エルメスはこの商品を「ケリーバッグ」と改名したというエピソードまで残っています。

→ ちなみにエルメスの「ケリー・バッグ」はこういうやつです

その後、女優として人気絶頂だった1956年(27才の年)にカンヌ国際映画祭で知り合ったモナコ大公レーニエ3世と結婚します。

それから3人の子供を出産し、公妃として精力的に活動していたのですが、1982年(53才の年)自分で運転していた車で脳梗塞を発症したために事故を起こし、崖から転落して若くして亡くなってしまいました。

グレース・ケリーは来日もしており、華道や日本庭園といった日本文化が大好きだったとのことです。


グレイス・ケリーの結婚式の様子の動画や、ケリー・バッグなどまるごとグレース・ケリー特集のページは、もう1つのサイト「すごスタ図鑑」で詳しく紹介していますので、ご興味のある方は見てみてください☆

「すごスタ図鑑」グレース・ケリー特集ページ


主演俳優は、ケーリー・グラント

ケーリー・グラントは、イギリスの俳優でヒッチコック映画では常連で、アメリカの俳優ジェームズ・スチュワートと並び最多4作品で主演を務めています。

「断崖」「汚名」「泥棒成金」「北北西に進路を取れ」の4本ですね。30代後半から50代にかけて出演しています。

本名は、アーチボルド・アレクサンダー・リーチ。Wikipediaによると、9才の時に母親が精神疾患により行方不明となってしまい、さらに10才の時には父親から捨てられてしまうという辛い環境で育ったようです。

その後、14才にして演劇一座に参加して2年間のアメリカ公演旅行を経験。その際に、ケーリー・グラントはアメリカに留まり、ブロードウェイで成功を収めます。

28才の頃には、ジョージ・キューカー監督や、ハワード・ホークス監督、スタンリー・ドーネン監督などの映画にも出演。

37才には映画「愛のアルバム」で受賞こそ逃しましたが、アカデミー賞にもノミネートされました。

受賞歴としては、1969年にアカデミー名誉賞を受賞しています。でも、これだけ人気があったのに一度も主演男優賞を受賞できていないというのは、ちょっと不思議ですね。

同じイギリス出身俳優としてローレンス・オリヴィエと親しかったとのこと。

ケイリー・グラントは、38才の年にアメリカ市民権を得ています。

代表作としては、ヒッチコック映画以外だと、映画「ヒズ・ガール・フライデー」や、キャサリン・ヘプバーンと共演した映画「赤ちゃん教育」、そしてオードリー・ヘプバーンと共演した「シャレード」などが有名ですね。

ちなみに、ジョージ・キューカー監督映画「フィラデルフィア物語」では、ヒッチコック映画の最多出演俳優であるジェイムズ・スチュワートと共演。

他にも、フランク・キャプラ監督の映画「毒薬と老嬢」に出演したり、デボラ・カーと共演した「めぐり逢い」、そして映画「泥棒成金」ではグレース・ケリーとも共演を果たしています。

結婚は、生涯で5回もしています!

初婚は、30才の年にチャップリン映画「街の灯」で盲目のヒロイン役を演じたことでで知られるアメリカの女優ヴァージニア・チェリルと。1年程で離婚。

2度目の結婚は、オーストラリアの大手スーパーマーケット創業一家の孫にあたる大富豪の女性バーバラ・ハットンと。3年程で離婚。

45才の年には3度目の結婚を女優として、13年間の結婚生活後に離婚。

その後、61才にして33才年下の女優と駆け落ちして4度目の結婚。3年程で離婚。

5人目の妻とは77才の年に、なんと47才も年下の女性(30才)と結婚。ケイリーが亡くなるまでの約5年間、添い遂げました。



いかがでしたでしょうか?


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ケーリー・グラントとジェームズ・スチュワートがキャサリン・ヘプバーンを取り合う恋愛コメディ映画「フィラデルフィア物語」が豪華キャストすぎて思わずニンンマリ(笑)

皆さんは、映画「フィラデルフィア物語」(1940:原題:The Philadelphia Story)をご覧になったことはありますか?

なんと、あの、ヒッチコックお気に入り俳優の2人、ケーリー・グラントと、ジェームズ・スチュアートが共演しているというスペシャルな映画です!

しかも、ヒロインは、アメリカ映画協会選出の映画スターベスト100で堂々の第1位に輝いたキャサリン・ヘプバーンです☆

スゴすぎるキャスト・・・!!

ちなみに、キャサリン・ヘプバーンは本作の大ヒットがきっかけで一躍スター女優となりました☆

監督も映画「マイ・フェア・レディー」や「スタア誕生」で有名なジョージ・キューカーとくれば、いやがおうにも期待度が上がりますよね♪

受賞は、ジェームズ・スチュワートがアカデミー賞 主演男優賞を受賞し、作品自体も脚色賞に輝きました。

16年後には、グレース・ケリーとビング・クロスビー、フランク・シナトラ主演のミュージカル映画「上流社会」としてリメイクもされています。



個人的な感想としては、もうケイリー・グラントとジェイムズ・スチュワートが同じ画面に映って共演しているというだけで大興奮でしたし、キャサリン・ヘプバーンも好きなので最後まで一気に観れました。

ただ、純粋にストーリーはというと、ちょっとついていけなかったというか、転々としすぎていたので、私としては、もう少しだけ現実的な感じにしてほしかったかも(笑)

全体的な雰囲気はスゴく洗練されていて好きな映画作品ではありました☆また観たくなることもあるでしょう。ぜひ、ご自身の趣味に合うかどうか試しに観てみてください♪

そうそう、先ほどAFI選出の「映画スター ベスト100」女性部門第1位のキャサリン・ヘプバーンが出演していると言いましたが、考えてみれば、男性部門の2位がケーリー・グラントで、3位がジェームズ・ステュアートでした(笑)

ということは、本作は、アメリカ映画史上のトップ3が共演したキャスティング最強の作品ということになりますね!!


監督は、ジョージ・キューカー

ジョージ・キューカーはニューヨーク出身の映画監督です。

女優の演技指導に関しては特にピカ一の腕前と言われ、一番有名な代表作としては、やっぱりオードリー・ヘプバーン主演の映画「マイ・フェア・レディ」でしょうか♪

ジョージ・キューカーは、映画「マイ・フェア・レディ」でアカデミー監督賞を受賞しました!なんと、5回目のノミネートにして初の受賞でした。

若いころからブロードウェイで舞台監督として経験を積み、21才の頃には、ドリュー・バリモアの祖父のお姉さんにあたるオスカー女優エセル・バリモアが主演する舞台などを監督していたというから、若い頃から才覚を表していたんですね!

その後、30才の頃にハリウッド入りして、パラマウント映画で監督デビュー。さらに映画「風と共にに去りぬ」で知られる大物プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックと出会い、RKO社へ移籍。

その際、ブロードウェイで人気のあったキャサリン・ヘプバーンをハリウッドへ招き、映画「若草物語」(1933)などをヒットさせてアカデミー監督賞にノミネートされています。

その後、セルズニックと共にMGMへ移籍し、グレタ・ガルボ主演の映画「椿姫」など話題作を監督。

さらにキャサリン・ヘプバーンとケーリー・グラント主演の「素晴らしき休日」なども監督しています。

その他にも代表作としては、ケーリー・グラント、ジェイムズ・スチュワート、キャサリン・ヘプバーンら豪華スターが共演した映画「フィラデルフィア物語」のほか、

イングリッド・バーグマンがアカデミー主演女優賞を受賞した映画「ガス燈」、

ジュディ・ホリデイがアカデミー主演女優賞を受賞した映画「ボーン・イエスタデイ 」、

ジュディ・ガーランド主演のリメイク映画「スタア誕生」、

そして、マリリン・モンローとイヴ・モンタンが主演した映画「恋をしましょう」など、数多くの話題作、ヒット作を監督している巨匠です。



ヒロイン役は、キャサリン・ヘプバーン

キャサリン・ヘプバーンは、アメリカはコネチカット州出身の女優です。

なんと、2020年時点で、アカデミー賞 主演女優賞を4回も受賞した唯一の女優です!

ちなみに、ノミネート数も12回と過去第2位という記録を保持しています。(1位はノミネート回数20回以上というメリル・ストリープ)

さらに、キャサリン・ヘプバーンは、1999年にアメリカ映画協会(AFI)が選出した「映画スターベスト100」で、堂々の第1位に輝いたという、まさにアメリカを代表する大女優なんですね☆

代表作としては、ジョージ・キューカー監督の作品で、ケーリー・グラント&ジェイムズ・スチュワートと共演した映画「フィラデルフィア物語」や、

ダグラス・フェアバンクス・ジュニアと共演した「勝利の朝」、再びジョージ・キューカー監督の映画「若草物語」、ジンジャー・ロジャースと共演した映画「ステージ・ドア」、

ケーリー・グラントとコンビを組んだ映画「赤ちゃん教育」と「素晴らしき休日」、そして長年の名コンビで生涯に9作品も共演したスペンサー・トレイシーとの映画「女性No.1」「アダム氏とマダム」「愛の立候補宣言」など、

さらにハンフリー・ボガートと共演した「アフリカの女王」、そのほかにも映画「愛の調べ」「旅情」「冬のライオン」「めぐり逢い」「招かれざる客」「黄昏」など数多くの名作に出演しました。

キャサリン・ヘプバーンは、祖父が牧師で、父親は医者という家庭に生まれました。

6人兄妹の長女で、不幸にも幼い頃に2才年上の兄を亡くしています。大学で心理学を学んでいた21才の時に、舞台を経験し、その後、大学卒業後も舞台に出演し続け、25才の時に映画デビューを果たします。

デビュー映画は、ジョージ・キューカー監督の映画「愛の嗚咽」(RKO社)で、主演はジョン・バリモア。キャサリンはジョン・バリモア演じる主人公の娘役として出演しました。

ちなみに、当時キャサリンは舞台一筋であり、週休も100ドルをもらっていたので、映画には見向きもしなかったらしいのですが、映画のオファーが来た際に、冗談半分で週休1500ドルを要求したら通ってしまったので、映画デビューを果たしたという逸話が残っているそうです。

逸話といえば、キャサリン・ヘプバーンは、いわゆる賞レースにはあまり関心を示さず、アカデミー主演女優賞に4度も輝いているにもかかわらず、実は一度も受賞式に出席して受賞したことはなかったそうです!カッコ良すぎですね(笑)

もっとも、友人の映画プロデューサーがアービング・G・タルバーグ賞を受賞する際に、贈呈役として第46回アカデミー賞の授賞式に出席したことが1度だけあります。

あと、自身のプライベートなことは一切公表することを嫌い、また、ファッションとしては常にパンツ姿を好んでいたということでも有名でした。

そのため、1991年に発表した自伝「Me-キャサリン・ヘプバーン自伝」はキャサリンの私生活を知るチャンスとばかりに、アメリカで大ベストセラーになったそうです!

結婚は21才の年に、大学時代の友人と結婚して、6年後に離婚。その後は生涯独身でした。

ただし、Wikipediaによると、仕事でも名コンビでもあった俳優のスペンサー・トレイシーとは事実上のパートナーだったとも言われていて、2人は20年以上に渡って親密な仲だったとようです。



主演俳優は、ケーリー・グラント

ケーリー・グラントは、イギリスの俳優でヒッチコック映画では常連で、アメリカの俳優ジェームズ・スチュワートと並び最多4作品で主演を務めています。

「断崖」「汚名」「泥棒成金」「北北西に進路を取れ」の4本ですね。30代後半から50代にかけて出演しています。

本名は、アーチボルド・アレクサンダー・リーチ。Wikipediaによると、9才の時に母親が精神疾患により行方不明となってしまい、さらに10才の時には父親から捨てられてしまうという辛い環境で育ったようです。

その後、14才にして演劇一座に参加して2年間のアメリカ公演旅行を経験。その際に、ケーリー・グラントはアメリカに留まり、ブロードウェイで成功を収めます。

28才の頃には、ジョージ・キューカー監督や、ハワード・ホークス監督、スタンリー・ドーネン監督などの映画にも出演。

37才には映画「愛のアルバム」で受賞こそ逃しましたが、アカデミー賞にもノミネートされました。

受賞歴としては、1969年にアカデミー名誉賞を受賞しています。でも、これだけ人気があったのに一度も主演男優賞を受賞できていないというのは、ちょっと不思議ですね。

同じイギリス出身俳優としてローレンス・オリヴィエと親しかったとのこと。

ケイリー・グラントは、38才の年にアメリカ市民権を得ています。

代表作としては、ヒッチコック映画以外だと、映画「ヒズ・ガール・フライデー」や、キャサリン・ヘプバーンと共演した映画「赤ちゃん教育」、そしてオードリー・ヘプバーンと共演した「シャレード」などが有名ですね。

ちなみに、ジョージ・キューカー監督映画「フィラデルフィア物語」では、ヒッチコック映画の最多出演俳優であるジェイムズ・スチュワートと共演。

他にも、フランク・キャプラ監督の映画「毒薬と老嬢」に出演したり、デボラ・カーと共演した「めぐり逢い」、そして映画「泥棒成金」ではグレース・ケリーとも共演を果たしています。

結婚は、生涯で5回もしています!

初婚は、30才の年にチャップリン映画「街の灯」で盲目のヒロイン役を演じたことでで知られるアメリカの女優ヴァージニア・チェリルと。1年程で離婚。

2度目の結婚は、オーストラリアの大手スーパーマーケット創業一家の孫にあたる大富豪の女性バーバラ・ハットンと。3年程で離婚。

45才の年には3度目の結婚を女優として、13年間の結婚生活後に離婚。

その後、61才にして33才年下の女優と駆け落ちして4度目の結婚。3年程で離婚。

5人目の妻とは77才の年に、なんと47才も年下の女性(30才)と結婚。ケイリーが亡くなるまでの約5年間、添い遂げました。



主演俳優ジェームズ・スチュワート

お次は、本作もう1人の主演俳優ジェームズ・スチュアートをご紹介します!

ジェイムズ・スチュワートは、アメリカの良心と言われた人気俳優です。本当に良い人の役が多く、愛すべき好人物というイメージの俳優さんですね。なんと身長は191cmです。

大学は、なんとアイビーリーグの1校である名門プリンストン大学で、建築学と都市工学を専攻したそうです。日本でいうなら早慶レベルですね。

卒業後にヘンリー・フォンダなどが所属していた劇団に所属。その後ハリウッドへ渡り、映画出演。ヘンリー・フォンダとはその後も生涯の親友として親交していました。

大ブレイクのきっかけは、なんとフランク・キャプラ監督が彼の才能をいち早く見抜き、1938年の映画「我が家の楽園」と、翌1939年の同じくフランク・キャプラ監督の映画「スミス都へ行く」に主演させたことで大ブレイク!一躍、人気映画スターとなりました☆

その後、キャサリン・ヘプバーン、ケーリー・グラントらと豪華共演したジョージ・キューカー監督の1940年の映画「フィラデルフィア物語」でアカデミー主演男優賞を受賞!

さらに、ヒッチコック映画でもヒッチコックのお気に入り俳優の1人として「ロープ」「裏窓」「知りすぎていた男」「めまい」の計4作で主演を務めました。これはケイリー・グラントと同じ主演数で、ヒッチコック作品最多出演です。

また、Wikipediaによると第二次世界大戦では、空軍パイロットとして大活躍したようで、ハリウッドの俳優としては最高位の最終的に少将まで昇格したそうです。

ただし、戦後は「戦争を見てきた人間が、戦争映画に出たいと思いますか?」と言って、戦争映画への出演は断り、ヒューマン・コメディなどの作品に出演したそうです。

そんな折に、フランク・キャプラ監督の名作「素晴らしき哉、人生!」に主演しました。

また、セシル・B・デミル監督の「地上最大のショウ」(1952)や、ビリー・ワイルダー監督の「翼よ! あれが巴里の灯だ」(1957)などにも出演、加えて西部劇にも挑戦するなど、勢力的に活躍し続けました。

私生活では、意外にも41歳で結婚と晩婚でした。お相手は元モデルのグロリア・マクリーンという女性で、グロリアは2度目の結婚で、1人目の夫は米大手新聞ワシントン・ポストのオーナーです。

子供はグロリアの連れ子の男子2人を養子にとり、ジェイムズとグロリアの間に新たに女の子が2人誕生しました。浮気やスキャンダルもなく、生涯離婚しなかったハリウッドでは、めずらしいタイプの俳優だったそうです。来日もしています。共和党支持のため、赤狩りの際には体制側を支持し、そのために親友のヘンリー・フォンダと大喧嘩したとか(笑)


いかがでしたでしょうか?


あなたなら映画「フィラデルフィア物語」を観て、どんな感想を持ちますか?

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抱腹絶倒!ケーリー・グラント主演のコメディ映画「モンキー・ビジネス」一番の見所は社長秘書役のマリリン・モンロー!?

皆さんは、映画「モンキー・ビジネス」(1952:原題:Monkey Business)をご覧になったことはありますか?

ケイリー・グラント主演のコメディ映画なのですが、なんとブレイク直前頃のマリリン・モンローもセクシーな社長秘書役で出演しています!

しかも、ケーリー・グラントと一緒にオープンカーに乗ってドライブまでしているという、まさに夢の共演を果たしている作品なんですね☆

内容もゲラゲラ笑える面白い作品なのですが、不思議とあまり知られていないようですので、ご紹介しておきます♪

テーマは若返りの薬を偶然発明した男の話です。サル自体は、あまり関係ありません(笑)

ケーリー・グラントの演技が可笑しすぎて爆笑してしまったのと、なんと言っても若きマリリン・モンローがやっぱりかわいらしくて、セクシーで完璧だったということが特に印象に残る作品でした。



監督は、ハワード・ホークス

ハワード・ホークス(1896-1977)は、アメリカの映画監督で、代表作としては映画「赤ちゃん教育」「ヒズ・ガール・フライデー」「ヨーク軍曹」「教授と美女」「モンキー・ビジネス」「紳士は金髪がお好き」などがあります。

ケイリー・グラント、ゲイリー・クーパー、キャサリン・ヘプバーン、マリリン・モンローなどと関わりが深い監督と言えますね。

1975年(79才の年)に、アカデミー名誉賞を受賞しました。

生まれとしては、実業家一家という大変裕福な家庭の長男として生まれ、アイビーリーグという名門私立大学の1つのコーネル大学で機械工学を学んでいます。

また、アマチュア・レースに参加していたのですが、レーサー仲間で映画「風と共に去りぬ」で知られる映画監督のヴィクター・フレミングから紹介されて、パラマウント映画の前身にあたるスタジオで小道具係のアルバイトを始めます。

その際、人気俳優だったダグラス・フェアバンクスやメアリー・ピックフォードに働きぶりを認められて、学生だったにもかかわらず助監督としていくつかのシーンを監督させてもらったりしながら、翌年の1917年には美術部門でも活躍するようになったそうです。

大学在学中に第一次世界大戦が勃発したため、陸軍航空部にて飛行教官の職務を担当。除隊後には大学を卒業して、弟と一緒に正式にハリウッド入りします。

1922年(26才の年)には、パラマウントに脚本家として入社。2年後には映画監督としてMGMへ移籍して、さらに翌年にはフォックス映画と契約を結び、経験を積みました。

その後、ワーナーブラザーズでハワード・ヒューズと組んで映画「暗黒街の顔役」を監督するなどとの仕事を経て、再びMGMへ。しかし、ルイス・B・メイヤーと対立して退社。

今後はコロンビア・ピクチャーズへ移籍して、1934年(38才の年)に映画「特急二十世紀」というスクリューボール・コメディの作品を監督します。この作品のヒロインを務めたキャロル・ロンバードはクラーク・ゲーブルの3番目の妻としても有名ですね。

しかし、今度は、大物プロデューサーのサミュエル・ゴールドウィンと対立し退職。

1938年にはRKO社で、ケイリー・グラントとキャサリン・ヘプバーン主演の映画「赤ちゃん教育」を監督します。

1940年には「ヒズ・ガール・フライデー」を監督、さらに1941年にはビリー・ワイルダーが脚本に参加した映画「教授と美女」を監督するなど、この頃に代表作となる作品を次々に手がけています。

そして1941年に映画「ヨーク軍曹」を監督して、ゲイリー・クーパーが主演男優賞を受賞します!

さらに、1944年には、後に結婚した2人、ハンフリー・ボガートとローレン・バコールが主演の映画「脱出」を監督。

1948年には、ジョン・ウェイン主演の西部劇映画「赤い河」を監督しました。

その後も、ケイリー・グラントやマリリン・モンローが出演しているコメディ映画「モンキー・ビジネス」、マリリン・モンロー出世作の1つでもある映画「紳士は金髪がお好き」などをはじめ、映画「リオ・ブラボー」、「ハタリ!」、「エル・ドラド」、「遊星よりの物体X」などを監督しています。

ハワード・ホークスは、1977年の12月26日、チャップリンが亡くなった翌日に、心臓の動脈硬化で亡くなっています。享年81才でした。



主演俳優は、ケーリー・グラント

ケーリー・グラントは、イギリスの俳優でヒッチコック映画では常連で、アメリカの俳優ジェームズ・スチュワートと並び最多4作品で主演を務めています。

「断崖」「汚名」「泥棒成金」「北北西に進路を取れ」の4本ですね。30代後半から50代にかけて出演しています。

本名は、アーチボルド・アレクサンダー・リーチ。Wikipediaによると、9才の時に母親が精神疾患により行方不明となってしまい、さらに10才の時には父親から捨てられてしまうという辛い環境で育ったようです。

その後、14才にして演劇一座に参加して2年間のアメリカ公演旅行を経験。その際に、ケーリー・グラントはアメリカに留まり、ブロードウェイで成功を収めます。

28才の頃には、ジョージ・キューカー監督や、ハワード・ホークス監督、スタンリー・ドーネン監督などの映画にも出演。

37才には映画「愛のアルバム」で受賞こそ逃しましたが、アカデミー賞にもノミネートされました。

受賞歴としては、1969年にアカデミー名誉賞を受賞しています。でも、これだけ人気があったのに一度も主演男優賞を受賞できていないというのは、ちょっと不思議ですね。

同じイギリス出身俳優としてローレンス・オリヴィエと親しかったとのこと。

ケイリー・グラントは、38才の年にアメリカ市民権を得ています。

代表作としては、ヒッチコック映画以外だと、映画「ヒズ・ガール・フライデー」や、キャサリン・ヘプバーンと共演した映画「赤ちゃん教育」、そしてオードリー・ヘプバーンと共演した「シャレード」などが有名ですね。

ちなみに、ジョージ・キューカー監督映画「フィラデルフィア物語」では、ヒッチコック映画の最多出演俳優であるジェイムズ・スチュワートと共演。

他にも、フランク・キャプラ監督の映画「毒薬と老嬢」に出演したり、デボラ・カーと共演した「めぐり逢い」、そして映画「泥棒成金」ではグレース・ケリーとも共演を果たしています。

結婚は、生涯で5回もしています!

初婚は、30才の年にチャップリン映画「街の灯」で盲目のヒロイン役を演じたことでで知られるアメリカの女優ヴァージニア・チェリルと。1年程で離婚。

2度目の結婚は、オーストラリアの大手スーパーマーケット創業一家の孫にあたる大富豪の女性バーバラ・ハットンと。3年程で離婚。

45才の年には3度目の結婚を女優として、13年間の結婚生活後に離婚。

その後、61才にして33才年下の女優と駆け落ちして4度目の結婚。3年程で離婚。

5人目の妻とは77才の年に、なんと47才も年下の女性(30才)と結婚。ケイリーが亡くなるまでの約5年間、添い遂げました。



マリリン・モンロー

マリリン・モンローは、いわずと知れた世界一有名な女優でしょう!

1926年6月1日にアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、1962年8月5日に36才という若さで亡くなった伝説的な女優です。

死因については現在もなお議論が分かれるところですが、一応公式の見解では睡眠薬の過剰摂取ということになっています。

1951年(25才の年)に映画「アスファルト・ジャングル」、「イヴの総て」、そして1952年(26才の年)に映画「ノックは無用」などへの出演を経て、

1953年、3本の出演映画が大ヒットし、一躍スター女優として有名になります!

その3本の映画とは、

「ナイアガラ」・・・モンローウォークを初披露
「紳士は金髪がお好き」・・・セクシー&可愛らしさ
「百万長者と結婚する方法」・・・おとぼけキャラ

になります☆

オシリや腰をクネクネと動かすモンロー・ウォークや、映画「紳士は金髪がお好き」のなかで披露した「ダイヤモンドは女の親友」というティファニーやカルティエ、バリー・ウィンストンなどを歌った曲など、マリリン・モンローの言動が話題になり、ファッション界でもかなりの影響を持つようになっていきます。

ちなみに、女性がおしゃれでジーンズを履きこなすようになったのは、マリリン・モンローの影響だといわれています。

その後も、ミュージカル映画「ショウほど素敵な商売はない」などに挑戦したり、有名な演技スクールに通いなおし演技のスキルを最後磨くなど、勉強熱心でとても知的な人だったということも有名です。

ちなみに、自身でプロダクションを設立した際には、記者会見の場で、いつかドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を演じてみたいとコメントしています。

マリリンは、実は大変な読書家だったこともファンの間ではよく知られている事実です。

生涯で最高の興行成績を記録した映画は、1955年(29才の年)に出演したビリー・ワイルダー監督の映画「七年目の浮気」で、さらに1959年(33才の年)に出演した、同じくビリー・ワイルダー監督の映画「お熱いのがお好き」では、ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞に輝きました!

最後の出演作品は、1961年にマリリンの憧れの俳優だったクラーク・ゲーブルと共演した映画「荒馬と女」になります。

ちなみに、クラーク・ゲーブルもこの「荒馬と女」が最後の出演映画となりました。

マリリンの私生活としては、結婚は3回、16才で整備工の男性と結婚。しかし女優業へ進む際に意見の衝突がもとで、1946年(20才の年)に離婚。

その後、売れっ子女優となってからすぐにメジャーリーガーのジョー・ディマジオと結婚。しかし、こちらはお互いの仕事のすれ違いなどが原因で、すぐに離婚となりました。結婚していた期間は、1954(28才の年)〜1955年(29才の年)。

そして、1956年(30才の年)に劇作家のアーサー・ミラーと結婚するも、1961年(35才の年)に破綻。3度目の離婚をしています。

マリリン・モンローは、現在でも多くのファンがいる程、魅力的で謎めいている永遠のアイコンです。

演技はもちろん、ファッションや、言動なども現在まで語り継がれていることも多いですね。

有名なところでは、「寝る時は何を着ているの?」と質問された際に、「シャネルの5番だけよ」と答えたことや、ジョン・F・ケネディ大統領の誕生日パーティで「Happy Birthday To You」をセクシーに歌い上げたことなどは特に有名ですね♪

ちなみに、アメリカ映画協会(AFI)が選出した映画スターベスト100では、堂々の第6位でした!

私も歴代の女優の中でも一番好きな女優かもしれません。少なくともトップ3には絶対入る大好きな女優です。

マリリン・モンローの肉声が聞ける動画や写真をふんだんに使った特集ページも作成しましたので、彼女の人生により興味のある方はコチラのページも見てみて下さい☆

「すごスタ図鑑」マリリン・モンロー特集ページ



ジンジャー・ロジャース

ジンジャー・ロジャースは、アメリカの女優・ダンサーで、フレッド・アステアと組んで様々なミュージカル映画に出演したことで有名ですね♪

本作「モンキー・ビジネス」でも、踊るシーンが登場しますが、この知識があるとさらに楽しめるかも(笑)

母親が舞台評論家だったために舞台に興味を持ち始め、14才の時にダンスコンテストで優勝しています。

私生活では、5度の結婚と離婚を経験しています。2度目の結婚は、オスカー映画「西部戦線異状なし」の主演俳優として知られるリュー・エアーズです。

1度目は、17歳でダンサーと結婚するも2年程で離婚。

その後、ニューヨークで舞台やラジオ、ブロードウェイなどへ出演しているところを、パラマウントに見出され女優契約。

ハリウッドに移ってからは、ミュージカル映画でフレッド・アステアと10本もの作品で共演し、大ブレイク!

さらに、1940年(29才の年)には映画「恋愛手帖」でアカデミー主演女優賞に輝いています。

代表作には、映画「ステージ・ドア」や「四十二番街」、「空中レヴュー時代」「コンチネンタル」「有頂天時代」、ビリー・ワイルダー監督のアメリカデビュー作「少佐と少女」、そしてマリリン・モンローと共演した映画「結婚協奏曲」などがあります。



チャールズ・コバーン

チャールズ・コバーンは、アメリカの俳優です。

「陽のあたる場所」で知られるジョージ・スティーヴンス監督の映画「The More the Merrier」でアカデミー助演男優賞を受賞しています。受賞した年は、66才の年でした。

劇場でドアマンの仕事からはじめて、10代にして劇場支配人にまで昇りつめ、24才の年にはブロードウェイデビューを果たします。

1905年(28才の年)には、自身でも、後に妻となる女優と一緒に劇団を立ち上げて、結婚。

その後、1937年(60才の年)に妻が亡くなった後、ロサンゼルスへ移り、映画界へ進出しました。60才を越えてから新しいチャレンジをするところがスゴイですよね!

出演作品としては、映画「レディ・イヴ」や、「天国は待ってくれる」「パラダイン夫人の恋」「八十日間世界一周」などがあるほか、マリリン・モンローと共演した、映画「モンキー・ビジネス」と「紳士は金髪がお好き」があります。

また、私生活では、なんと1959年(82才の年)に44才年下の女性と再婚しています。なんと精力的な人なんでしょう!尊敬しますね(笑)



いかがでしたでしょうか?


あなたなら映画「モンキー・ビジネス」を観て、どんな感想を持ちますか?

考えてみれば、ケーリー・グラントとマリリン・モンローがコメディを演じて全力で笑わせてくれる映画なんて、とっても贅沢ですよね(笑)

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オードリー・ヘプバーン&ケーリー・グラントのトリッキーな映画「シャレード」に、すっかりダマされた(笑)

皆さんは、映画「シャレード」(1963:原題:Charade)をご覧になったことはありますか?

オードリー・ヘプバーンとケーリー・グラントが主演した映画で、オードリーとは3度タッグを組んだスタンリー・ドーネン監督の、2度目のタッグを組んだ作品。

当時日本でも、異例の大ヒットを記録したそうです。また、オードリーの衣装は例によってフランスのファッションブランドのジバンシーが提供し、大変話題になりました♪

監督のスタンリー・ドーネンにとって生涯最大のヒット作となった映画でもあります。

個人的な感想としては、最後の最後まで誰が味方で誰が敵なのか、騙し騙されのサスペンス要素満載で楽しめました☆

007をもう少しコメディ色を強めた感じの映画ですね!





監督は、スタンリー・ドーネン

スタンリー・ドーネンは、アメリカの映画監督で、なんと生涯で3度もオードリー・ヘプバーン主演の映画を撮っています。

「パリの恋人」「シャレード」「いつも2人で」の3本になります。

そして冒頭でも述べましたが、本作「シャレード」がスタンリー・ドーネン監督の作品の中で最大のヒット作となりました!

そうそう、本作「シャレード」では、スタンリー・ドーネン監督自身、エレベーターに乗り込む二人組として脚本家と一緒にカメオ出演していますよ(笑)

他にも監督した映画としては、ジーン・ケリー主演の映画「雨に唄えば」と「踊る大紐育」、さらにはイングリッド・バーグマン&ケーリー・グラント主演の「無分別」、そして2000年にエリザベス・ハーレーとブレンダン・フレイザー主演でリメイクされた、1967年の映画「悪いことしましョ!」などがあります。

生涯で結婚は5回もしており、すべて離婚しています。なお、4回目の結婚相手は映画「タイム・マシン 80万年後の世界へ」などへも出演している女優イヴェット・ミミューです。

1998年(74才の年)にアカデミー名誉賞を受賞しています。

1924年生まれ、2019年に亡くなっています。享年94歳でした。

↓アカデミー名誉賞受賞時に、なんと「チーク・トゥ・チーク」を唄った後、タップダンスを披露しています♪






主演俳優は、ケーリー・グラント

ケーリー・グラントは、イギリスの俳優でヒッチコック映画では常連で、アメリカの俳優ジェームズ・スチュワートと並び最多4作品で主演を務めています。

「断崖」「汚名」「泥棒成金」「北北西に進路を取れ」の4本ですね。30代後半から50代にかけて出演しています。

本名は、アーチボルド・アレクサンダー・リーチ。Wikipediaによると、9才の時に母親が精神疾患により行方不明となってしまい、さらに10才の時には父親から捨てられてしまうという辛い環境で育ったようです。

その後、14才にして演劇一座に参加して2年間のアメリカ公演旅行を経験。その際に、ケーリー・グラントはアメリカに留まり、ブロードウェイで成功を収めます。

28才の頃には、ジョージ・キューカー監督や、ハワード・ホークス監督、スタンリー・ドーネン監督などの映画にも出演。

37才には映画「愛のアルバム」で受賞こそ逃しましたが、アカデミー賞にもノミネートされました。

受賞歴としては、1969年にアカデミー名誉賞を受賞しています。

同じイギリス出身俳優としてローレンス・オリヴィエと親しかったとのこと。

ケイリー・グラントは、38才の年にアメリカ市民権を得ています。

代表作としては、ヒッチコック映画以外だと、映画「ヒズ・ガール・フライデー」や、キャサリン・ヘプバーンと共演した映画「赤ちゃん教育」、そしてオードリー・ヘプバーンと共演した「シャレード」などが有名ですね。

ちなみに、ジョージ・キューカー監督映画「フィラデルフィア物語」では、ヒッチコック映画の最多出演俳優であるジェイムズ・スチュワートと共演。

他にも、フランク・キャプラ監督の映画「毒薬と老嬢」に出演したり、デボラ・カーと共演した「めぐり逢い」、そして映画「泥棒成金」ではグレース・ケリーとも共演を果たしています。

結婚は、生涯で5回もしています!

初婚は、30才の年にチャップリン映画「街の灯」で盲目のヒロイン役を演じたことでで知られるアメリカの女優ヴァージニア・チェリルと。1年程で離婚。

2度目の結婚は、オーストラリアの大手スーパーマーケット創業一家の孫にあたる大富豪の女性バーバラ・ハットンと。3年程で離婚。

45才の年には3度目の結婚を女優として、13年間の結婚生活後に離婚。

その後、61才にして33才年下の女優と駆け落ちして4度目の結婚。3年程で離婚。

5人目の妻とは77才の年に、なんと47才も年下の女性(30才)と結婚。ケイリーが亡くなるまでの約5年間、添い遂げました。



主演は映画界の妖精オードリー・ヘプバーン!

オードリ・ヘップバーンは、もう皆さんご存知のとおり映画界では永遠の人気女優ですよね。

代表作としては、いきなりアカデミー主演女優賞を受賞した、グレゴリー・ペック共演の映画「ローマの休日」や、ビリー・ワイルダー監督の映画「麗しのサブリナ」、「尼僧物語」、大ヒット映画「マイ・フェア・レディ」、「ティファニーで朝食を」、そして「シャレード」などなど多数のヒット作品に主演した人気女優です。

往年のハリウッド女優スターといえば、少なくとも日本ではほとんどの人がオードリー・ヘプバーンかマリリン・モンローが、まず頭に浮かぶのではないでしょうか☆


愛らしくオシャレで上品なイメージのあるオードリーですが、実は、実力派女優としても知られていて、なんと史上数少ないEGOT達成者の1人でもあります。

EGOTというのは、TV界のアカデミー賞と言われるエミー賞、ゴールデングローブ賞、オスカー(アカデミー賞)、そして舞台・ミュージカル界のトニー賞の4つ全てを受賞している人物のことです!

また、実はオードリーは6カ国語を話せたとのこと。さらに父親は13ヶ国語を話したというから、なかなかスゴイ親子ですね(笑)

そして当時から、フランスのファッションブランドであるジバンシーの衣装をまとい多くの作品に出演して、ファッション業界からも尊敬され受賞もしていました。

さすが世界を虜にしつづけている映画界の大スターだけあります。

個人的には、特に「マイ・フェア・レディ」での彼女の演技には幅があり、うまいなぁと思いますし、どこか視線を釘付けにする魅力がありますよね。


また、人間的にもとても温和で皆から好かれるタイプの人柄だったとか。

決して他人の悪口を言わず、陰口をたたかれても嫌いになったりはせずに、逆に自分から話しかけて仲良くなってしまうような、そんな気使いのできる女優だったようです。

例えば「マイ・フェア・レディ」撮影時に、共演者のレックス・ハリソンは、すでにスター女優であったオードリーに対して舞台版を成功させた主演俳優としてのプライドがあったりで敵対心があったといわれています。

そこで、オードリー・ヘプバーンはレックス・ハリソンに自転車をプレゼントしたり、彼の前妻とは実は友達だったというような話をするなどして徐々に仲良くなっていったそうです。


そうそう、あとオードリーの歌声が結構好きで、特に、彼女の歌う「ムーン・リバー」は、温かみのある優しい響きがあって好きです♪

受賞歴としては、以下のようになっています。

・アカデミー主演女優賞「ローマの休日」、ジーン・ハーショルト友愛賞

​・ゴールデングローブ賞 主演女優賞「ローマの休日」、セシル・B・デミル賞

・エミー賞 情報番組個人業績賞「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」

・グラミー賞 児童向け朗読アルバム賞「オードリー・ヘプバーン 魅惑の物語」

・トニー賞 演劇主演女優賞「オンディーヌ」、特別賞

オードリーの死後に受賞となったものもあるのですが、輝かしい経歴ですね!


結婚歴については、 25才の頃に俳優のメル・ファーラーと結婚し、男子を1人出産。この結婚は、1954〜68年まで約14年間、続きました。

メル・ファーラーと離婚後は、40才の頃にイタリア人精神科医で10才下のアンドレア・ドッティと結婚して男子を1人出産。この結婚は、1969〜82年まで約13年間、続きました。

2度目の離婚後は、ロバート・ウォルダースというオランダ人俳優とオードリーが亡くなるまで同棲していました。

また、共演した俳優ウィリアム・ホールデンや、ベン・ギャザラとは恋の噂があったりと意外と?恋多き女優だったのかもしれませんね。


そして、オードリーの人柄を語る上で重要なのが、ユニセフ親善大使を務めたという経験ですよね!

世界中で講演したり、恵まれない国の貧しい子供たちを訪問しては、熱心に愛情を傾けていたそうで、同行していたカメラマンも思わず感心してしまったほどの支援ぶりだったとか。

募金することはできますが、現地へ赴き、実際に子供たちに愛情をそそぐということは、なかなか他の女優さんにはできないことではないでしょうか。


まだまだ、晩年の1989年(60才の年)には、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「オールウェイズ」に出演していたり、映画「ロビンとマリアン」では、ショーン・コネリーと共演していたりと、オードリーについて、あまり知られていないことがたくさんあります。

オードリー・ヘプバーンについて、もっと色々と知りたいという方は、ぜひ私が運営する「すごスタ図鑑」というホームページもご覧になってみてください♪動画や写真を交えてオードリーを紹介しているページもありますよ☆

「すごスタ図鑑」オードリー・ヘプバーン紹介ページ



脇を固める個性派俳優たち

その他、本作「シャレード」には、1966年のビリー・ワイルダー監督の映画「恋人よ帰れ!わが胸に」でアカデミー助演男優賞に輝いたウォルター・マッソーがハミルトン・バーソロミュー役で出演していたり、

ブルース・リーに武術やアクションを習った俳優で映画「荒野の七人」や「大脱走」などで有名なオスカー俳優ジェームズ・コバーン、1967年の映画「暴力脱獄」でアカデミー助演男優賞を受賞したジョージ・ケネディなどが出演して、脇を固めるという、なんとも贅沢なキャスティングになっています☆


いかがでしたでしょうか?


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